宮城支部
宮城支部会報「結」10号(通算47号)
【支部だより】 次第に秋らしさを感じる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。これからの秋、晩秋、初冬、冬の撮影を楽しみに計画されている方もいると思います。今年は、どんぐり(ブナ)が不作のため、熊が民家近くまで出没が予想されています。撮影も対策と注意を行いながら、楽しんでいただければと思います。
【My One Shot】横山光太郎 「天の川」
2021年3月宮古の予報は晴。雲が時々走る。田老三王岩の「天の川」です。初めてにしては上出来と思いつつ、左に写った雲が気になり以降再三リベンジしたが未だに撮れていない。この写真のおかげで何度も何度も通うようになった、私の気になる1枚です。
2012年退職を機に河北TBCカルチャーセンターで写真を始めました。1971年購入のペンタックスSPですから怖いもの知らずで、閖上に日の出を撮りに行きました。これが初撮りとなりました。以来朝景に魅せられ海岸線を北上してゆくことになりました。
閖上から北へ蒲生・七ヶ浜・ 松島と続き、北上十三浜にはよく行くようになりました。時々気仙沼から宮古浄土ヶ浜・田老・そして久慈へと足を伸ばすようになりました。2016年それまでのフィルムカメラを処分してデジタルカメラに切換えました。海辺の風景に、月も星も加わり楽しみが増えました。
昨年開催した個展「海辺三十六景」では、多くの方が「海の良さを改めて感じた」と、感想を寄せられました。182名の方にご覧いただき好評裏に終えることができました。
私の毎日は天気予報とにらめっこで、日の出・日の入・月の出・月の入りの時刻と方位を確認し、撮影スポットを決めることです。日の出の時刻ですが、夏は4時冬は7時、方位は60度から120度と60度の差があり、同じスポットからの撮影でも景色は全く別物になります。そこが面白く結局何度も通うことになりました。石巻あたりまでは日帰りが多く、それより遠方はビジネスホテルとコンビニを活用しています。
海辺の撮影はほとんどが車の近くで撮れます。三陸自動車道の無料もいい。年寄りにやさしい海辺の風景を撮り続けていきたい。
カメラ :フジフイルムX-T3 レンズ :XF10-24 撮影モード:f4.0 30秒 ISO:6400
撮影場所: 岩手県宮古市田老 撮影時期: 2021.03.24 3:40
【行事報告】
➀第19回日本風景写真協会 宮城支部写真展
日時:2025年8月1日 (金)〜 8月6日 (水)
場所:せんだいメディアテーク 5階ギャラリーb2
来場者数 : 938名
8月1日 192名
2日 223名
3日 199名
4日 143名
5日 116名
6日 65名
先日の写真展にたくさんの方のご来場をいただきました。2年連続して、開催会場を確保しやすい8月の開催になりました。開催期間中は、暑い日が続き、役割者の方とご来場いただいたお客様共に大変だったと思います。会員の皆様のご協力に感謝申し上げます。
➁本部オンライン セミナー 7月5日(土) 13:30〜16:00 仙台市榴ヶ岡市民センター ミーティングルーム 会場参加者 :10名
【 講 師 】 写真家 栄馬智太郎 氏 (指導会員)
【 内 容 】 (1) 1人各1点の提出作品から20点ほど講師が選出して作品講評
(2) 講演 「想いを伝える風景写真〜作品づくりのコツ〜」
最初に、全国のJNP会員から提出された作品のうち、26作品について、栄馬智太郎氏による作品講評が行われました。宮城支部からは刈谷会員の作品が選出され、すぐれた作品で会員の皆さんの参考になる作品であるとの高い評価をいただきました。作品の講評は、一人ずつ講師と撮影状況などを対話しながら行われ、良かった点と改善すればさらに良くなる点等、丁寧な講評・指導が行われました。講評会終了後は、栄馬智太郎氏の講演「想いを伝える風景写真〜作品づくりのコツ」が開催されましたが、講演会の開始時間が予定より遅くなり、仙台会場の施設利用時間の関係で、先生の作品の閲覧だけでセミナーから退出いたしました。今回が本部主催の初回のオンラインセミナーということもあり、司会、講師、各会場とも全体的に、まだ不慣れでもたついた感じがありました。JNP本部では今後も、本部主催のオンラインセミナーに一層力を入れて行く方針のようですので、スムーズな運行に改善が図られていくと思われます。オンラインでプロ写真家の指導を受けられるオンラインセミナーに、これからも期待しています。
➂福島支部写真展 7月17日(木) 〜7月21日(月) 本宮市ふれあい美術館
展示内容
増井治JNP指導会員作品 2点
JNP福島支部会員作品 51点
同時開催 : 福島支部会員二人展
伊東 修一 「信濃国」
亀岡 芳雄 「会津逍遥 光彩に導かれて」
JNP福島支部写真展を訪問してきました。 本宮市ふれあい美術館の改修が終わり、数年ぶりに、美術館での開催でした。 今回も、鈴木支部長と山岡様に同行いただき、作品1枚1枚を詳細に解説いただきながら、写真展を拝見しました。毎年福島支部の写真展の内容は素晴らしいですが、毎年、前年より作品が良くなっているのに驚かされますし、参考になります。 活動内容をうかがうと、頻繁に例会を開催され、参加者率も高いそうです。支部メンバーの居住地も近いので開催しやすいそうですが、それだけではなく、毎年の写真展で、より良い作品を求められているため、会員の方の向上意識も高いそうです。既に、全国区で活躍されている方も、毎月いわき市の増井先生のセミナーや、他のプロの方のセミナーに参加されているそうです。宮城支部の会員は、居住地が遠い方も多いですが、福島支部の活動は、参考になるのではと感じました。
【第20回記念写真展に関するご連絡】

